「東急百貨店 吉祥寺店」の 3階「武蔵野マルシェ」を散策していると『発芽珈琲』という看板が目に入り、当然「なんだそれは?」となったわけです。
コーヒーの生豆を発芽させてから焙煎
『発芽珈琲』とは、その名の通りコーヒーの生豆を発芽させてから焙煎しているのだそうです。
「試飲」もさせてもらいましたが、正直、味や香りでは他のコーヒーとの違いは分かりませんでした。
それでも展示されている発芽したコーヒー生豆を見て、自宅で淹れてじっくり飲んでみたくなりました。
水に浸したためか色が明らかに違っていますが「発芽」自体はわずかです。
「イミーブレンド」100g が 680円(税別)と、思ったほど高い値段設定でもなかったので迷わずに購入。
コーヒー豆はスペシャルティとかではなく、一般的なブレンドとのこと。
コーヒー豆の発芽技術を世界3カ国で特許取得
自宅に戻って検索するとサイトがありました。
その中の「発芽珈琲とは? 」によると
自社開発の発芽機に入れ、適度な温度管理+おいしいお水で芽を出します。
この時、豆は元気な芽を出そうと栄養をたくさん蓄えます。この芽は出すぎてもダメ、出なさすぎでもダメ、
絶妙なタイミングで取り出します。その後、豆を痛めないように腐ってしまわないように十分配慮して乾燥をします。
乾燥した豆は丁寧に焙煎され、【発芽珈琲】が誕生します。
とのこと。そしてこの「発芽技術」を「イミー株式会社」が世界3カ国で特許を取得しているというわけ。
また「発芽珈琲の魅力」として
- 珈琲のもつ「えぐみ」がとれて口当たりの良い優しいコーヒーに生まれ変わる
- ナイアシン(ビタミンB群の一種)やGABA(γーアミノ酸)といった成分が増える
※ ナイアシンは3倍 ギャバは2倍
と紹介されています。
生豆生産国は「ブラジル、コロンビア、インドネシア」となっており、よくあるブレンドです。
早速、淹れてみましょう。
言われてみると少しマイルドな味かも?
豆のサイズは小さめでばらつきもあり、焙煎ムラも少し気になります。
それでもきちんとしたバルブ付きの袋で開けた瞬間にしっかり香りました。
焙煎の段階で、どれくらい発芽した部分が焼けてしまうのか分かりませんが、言われてみると少し発芽したようでもあります。
蒸らしの膨らみもあり、焙煎後、それほどは経過していない感じ。
味は普通においしいです。苦味と酸味のバランスが良く、飲んだあとの甘味もあります。正直、「えぐみ」がとれているかは分かりません。
言われてみれば少しマイルドかな、とも感じますが、たとえば発芽させない同じブレンド豆と比較できれば判定もできるのですが…。
もちろん「ナイアシン 3倍、ギャバ 2倍」も飲んだだけでは分かりません。なにはともあれ「発芽珈琲」を飲めて満足です。
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